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「質の良い記事」とは何なのか?結論クリック率と滞在時間です

  • 2020年5月26日
  • 2020年5月26日
  • 仕事

最近よく聞くと思います。

「質の良い記事を書きましょう」

自社のWebサイトやブログ運営に力を入れられている方なら、一度や二度くらい聞いたことのある言葉だと思います。

でも、「質の良い記事」ってなんなのでしょうか?

「質の良い記事」というものに対し、明確にこれとこれとこれですよと答えられる方はいますでしょうか?

僕は、なかなかいないと思います。

さらに、「質の良い記事」というものに対し、明確な定義を示している記事や情報もあまりないと思います。

ですので、本日は、僕が質の良い記事とは何なのか?に対して明確な回答を示したいと思います。

・ブログ初心者の方
・なんとか「質の良い記事」を書こうと頑張っている方
・資金力がなく弱者の戦略で戦わなければいけない方

こういった方の参考に少しでもなれば幸いです。

質の良い記事は、高いクリック率と長い滞在時間

まず結論ですが、「質が良いか否か」は下記2点の値で評価することができます。

①クリック率
②記事の滞在時間

そして、「質」とは、以下で表現することができます。

質=小さなキーワード×高いクリック率×長い滞在時間

ひとつずつ解説していきます。

このお話は、上記で挙げたよう、

・ブログ初心者
・サイトを立ち上げたばかりの方
・サイトに対してあまりお金もかけられない方

が対象となります。

逆を言うと、これらの方には必須ということになります。

その上で説明していくと、まず我々に必要なもの、それは「数の多さ」ではなく「質の高さ」です。

「数」とは「値」のことで、「質」とは%のことです。

ここを間違えては何をやってもうまくいきません。

自社のサイトは弱いんです。

弱いサイトがうすーい内容のブログ記事を量産したとて、Googleは全く評価しません。

仮にページ数が100、300、500に増えても、です。

%の低い100、300には価値がありません。

まず、「小さなキーワード」から説明します。

質=小さなキーワード×高いクリック率×長い滞在時間

小さなキーワードとはなにか?

「小さなキーワード」とは、検索ボリュームは少ないが、確実に需要のあるキーワードです。

もしくは、3つ以上の単語を組み合わせたキーワード、広義よりも狭義、といったところです。

「飲食店 出店」よりも「飲食店 出店 流れ」や「焼肉屋 出店 流れ」です。
「子供 教育」よりも「子供 教育 アプリ」や「小学生 教育 アプリ」です。

まず、弱者は徹底的に「小さなキーワード」を狙ってください。

Googleからの信頼がない状態なので、小さなキーワードを的確に当て、コツコツと信頼を貯めるしかないんです。

広義で書いても、結局なにの検索で当たりませんから、次に重要な「高いクリック率」を得ることができないんです。

ですから、小さく、狭く、テーマを絞って書いてください。

この時に使えるサイトをご紹介します。

下記サイトを使ってください。

http://www.related-keywords.com/

左上の検索キーワードのところに、例えば、「子供 教育」と入れ、取得開始を押してみます。

すると、下記のようなものが出てきました。

これは、実際に、Google内で、「子供 教育 ◯◯」と検索されているものの一覧が出てきています。

Googleサジェストというのは、Googleに「子供 教育」と打ち込んだ際、予測変換で出てくるキーワードのことです。

その下には、あ〜い〜と続いていると思います。

Googleサジェストの上から3番目に、「子供 教育 アプリ」がありますね。

ですので、次、左上に、「子供 教育 アプリ」と打ち込み、取得開始を押してみましょう。

すると下記のような結果になります。

かなり絞られましたね。

更に絞ってみて、「小学生 教育 アプリ」と打ち込んでみましょう。

こんな感じになりました。

なるほど、「ipad アプリ 教育 小学生」という検索キーワードがあるのですね。

実際にGoogleで検索してみましょう。

上がっているサイトを見る感じ、SEOのために作り込んだ記事という訳ではなさそうです。

これならサイト立ち上げ初期の段階でも、十分狙えそうなキーワードですね。

ではこのキーワードでの上位化を目指すための記事を書いてみましょう。

タイトルはこのようにしてみました。

【2020年最新】小学生の教育にオススメのipadアプリ10選


ここまでの流れ、イメージはわきましたでしょうか?

一度自社に当てはめて考えてみてください。

・大きキーワードではなく小さなキーワードを
・1個のキーワードではなく3個のキーワードを
・広義な内容より狭義な内容を

何度も言うようでスミマセンが、自社のサイトは弱いんです。

弱いなら、後者を取らないとダメです。

広くしていくのは、その後です。

次、「高いクリック率」について説明します。

高いクリック率とはなにか?

小さなキーワードで的確に当てます。

そのキーワードの分母は大きくありませんが、月間10〜30といった検索が確かにあるとします。

すると、少しばかりのクリック数が稼げます。

次、ここが大事なのですが表示回数に対して何回クリックされているか=クリック率を見る必要があります。

計算式はクリック数÷表示回数=クリック率です。

例えば、小さなキーワードを狙ったブログが5のクリックを得ていたとしましょう。

表示回数は15でした。

すると、クリック率は【5÷15=0.333=33%】です。

ここが最も重要です。

クリック数の5が少ないからと言って、「意味ねぇなぁ」ではありません。

その5は【33%】という高い%を叩き出しています。

冒頭で述べた通り、「数」ではなく「質」%が重要です。

では実際、この%をどのように確認したらいいか?

アクセス解析Googleアナリティクスを見ると簡単に確認が可能です。

アナリティクスにログインし、「集客」→「Search Console」→「検索クエリ」を見ると、以下のような画面になります。

ただし、これは、「アナリティクス」と「サーチコンソール」の設定が問題なくされており、かつアナリティクスとサーチコンソールが連携されていることが絶対条件です。

もし上記の通り進めても何も出てこない場合、速やかに設定を正しくするか、HP担当のような方がいらっしゃるのであれば聞いていただくことをオススメします。

次、これは1週間のデータになっているので、もうちょっと見やすく直近1ヶ月のデータに変えてみます。

直近1ヶ月のデータになりました。

これの、「クリック率」の部分を見てください。

これは僕のサイトのデータですが、1番上は「35.19%」、2番目は「3.60%」となっています。

大きな違いがありますね。

実際どの記事が引っかかってきているかは左側に出ている検索キーワードでググってみるとOKです。

「シベリアンハスキー 飼い方」で上がってきている記事は以下、

https://husky-love.com/ideal-reality-shiberianhusky/

「シベリアンハスキー 値段」で上がってきている記事は以下です

https://husky-love.com/husky-price/

ではこの2記事ですが、どちらの方が質が良いと言えるか?という問いに対する回答は、飼い方の方の記事ということになります。

なぜなら、クリック率が高いからです。

重要なものは数ではありません、%です。

%が高いので、検索ユーザーにとって有益だと考えられる、という判断をGoogleがしてくれます。

そして、そのように判断された記事は更に検索上位化される、他のキーワードでも上がる、というプラスのスパイラルに突入していきます。

逆に、検索ユーザーの意図に沿っていないとクリック率は高まりませんから、質の良い記事と判断されることはありません。

これがまず「質が良いか否か」の判断ポイント1つ目になります。

目安として、クリック率が10%を超えてくると質が良い、10%を下回るようであれば質は良くないと考えるとOKです。

%を見てください。

次、「滞在時間」についてです。

滞在時間とはなにか?

上記でクリック率が大事と言いましたが、とは言え、見に来てもらったものの、一瞬で離脱されてしまっては意味がありません。

自分が検索者の立場で考えると容易に想像可能ですが、何かを調べる、いい感じのタイトルの記事を見つけた、見に行った、見ると中身がスカスカだった、という状態であれば、「なんやこれ」と思ってすぐに離脱してしまいますよね。

ですから、次に重要なものは、高いクリック率で入ってきてもらった後、しっかりと記事を最後まで読んでいただくことです。

これが揃わないと質の良い記事とは言えません、判断されません。

滞在時間もアナリティクスから確認可能です。

「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」から見ることができます。

「ランディングページ」の「ランディング」は「着地」という意味です。

ですので、「最初に着地したページ」という意味合いです。

「ブログ(もちろんブログ以外のページも含まれます)から入ってきたユーザー」と捉えていただいてもOKです。

上記を見ると、1番上が飼い方の記事、2番目が値段の記事です。

滞在時間=平均セッション時間を見ると、以下のようになっています。

飼い方の記事のセッション時間:2分20秒
値段 の記事のセッション時間:   57秒

これらを踏まえると、「飼い方の記事と値段の記事、どちらの方が質が高いと言える?その理由は?」に対する回答は、

クリック率、滞在時間を見て、飼い方の記事の方が質が高いと言える

と答えることができます。

ちなみに、補足で説明しておくと、滞在時間に対する捉え方には少々注意が必要です。

どういうことかと言うと、滞在時間の測定方法は、【AページからBページに移るまでの時間】を測定し、滞在時間としているんです。

ということは、Aページを上から下までじっくりと読み、Aページに5分間滞在した。

ユーザーは自分の得たい情報を得られたので、Aページから離脱した。

といった場合、滞在時間は、「5分」ではなく、「0秒」になります。

なぜなら、Aページから次のBページに移動していないからです。

移動していないので、滞在時間がカウントされず、かつ直帰率も100%となります。

この意味合いを理解した方ですと、「なに!?ではどうしたら正確な滞在時間が測れるのか!?」と思うかもしれません。

その場合、滞在時間ではなく、「読了(どくりょう)率」という%を測定する方法があります。

ページの25%地点、50%地点、75%地点、90%地点までのスクロールを測定し、どこまで読了しているかを測定する方法です。

25%地点までしかスクロールしていなければ、仮に5分間滞在していても、多分それは席を離れているだけですよね。

このように、実は滞在時間も読了率=%で測定可能なんです。

そうです、結局%なんです。

読了率に関しては、一旦はなんとなくの理解でも大丈夫です。

それではここまでの話をまとめていきます。

質=小さなキーワード×高いクリック率×長い滞在時間

小さなキーワードを狙おう

まず小さなキーワードを狙いましょう。

最初から大きなキーワードを当てるのは無理です。

・大きキーワードではなく小さなキーワードを
・1個のキーワードではなく3個のキーワードを
・広義な内容より狭義な内容を

高いクリック率を獲得しよう

高いクリック率を獲得しましょう。
もちろん、書いていきなり翌日から検索1ページに上がってきて、高いクリック率が得られるかというとそんなことはありません。
やはり、じわじわです。
ですので、更新後、継続的に順位を確認していきましょう。

長い滞在時間を獲得しよう

長い滞在時間を獲得しましょう。
小さなキーワードを狙い、高いクリック率が得られたとしても、中身がすかすかですとすぐに離脱されてしまいます。
Googleの本質は問題解決です。
検索ユーザーの問題解決に繋がる記事を作りましょう。
ここまで読んでいただいた方は、こちらの記事も見ておいてください。

>> Google(検索エンジン)とはなんなのか?答えは「質問箱」です

Googleとはなんなのか?に対する答えが自分の中でなければ、Web上に質の良いコンテンツを作っていくことは不可能です。

本日のまとめ

「質が良いか否か」は下記2点の値で評価できます。
①クリック率
②記事の滞在時間

そして、「質」とは、以下で表現することができます。

質=小さなキーワード×高いクリック率×長い滞在時間
「質」とは数値化できないものではありません。
ある程度は数値化できるものです。
各項目を更に細分化し、更に深く考察していくことは可能ですが、一旦はここくらいまでを「うんうん、わかるわかる」という感覚になっていただくことが重要です。
それでは、最後まで読んでいただいたWebに対して意識の高い皆さまは、今後の運用に活かし、そして自分のアナリティクスを確認する習慣を身に付けていきましょう。
本日もここまで読んでいただきありがとうございました。
問題解決に繋がる記事の作り方はこちらの動画で解説しています。
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