子育てで消耗してしまう親が多いように感じます。
そんな親に見られる特徴、それは、子供に対し、「してあげること」ばかり考えているということです。
「してあげること」です。
・何を習わせてあげようか
・何を食べさせてあげようか
・どこに連れて行ってあげようか
・etc
これは、消耗街道まっしぐらかなと思います。
「してあげること」ではなく「してもらうこと」の方が大事
僕の子供は今年6歳と5歳ですが、割と色々わかってきたこと、見えてきたことがあります。
それは、子育てで大事なことは、子供に対し、「してあげること」ではなく、「してもらうこと」の方が大事だってことです。
終始、「してあげること」を考えている親からすると、この僕の意見はなかなか意味がわからないかもしれません。
でも、僕は確証を持って言えます。
子供は親に「してあげること」が大好き
人は、人から何かをしてもらった時に幸福を感じるのではなく、「自分が人に何かをしてあげた時」に最も幸福を感じるような脳の設計になっています。
専門用語で「ドーパミン」や「オキトキシン」と言われたりしますが、別にその名称はなんでもいいです。
大事なものはそこではなく、子供を観察していたらわかるんです。
子供というのは、「親に何かをしてあげた時」、そして、それに対して「親が最も感謝と称賛を示してくれた時」に絶頂の喜びを得ます。
ここ、めちゃくちゃ大事なポイントです。
子供は、「親を誰よりも喜ばせたい生き物」だと僕は考えています。
逆に、僕たち親が子供にしてあげることなんて、一時の興奮だけで終わりです。
例えば、おもちゃを買ってあげた、や、かっこいい服を着させてあげた、などです。
これらに意味がないとは言いませんが、これは親が子供にしてあげることですから、満足感を勝手に抱いているのは親の方で、子供はなんちゃ思っていません。
親の満足を子供に求めると最悪なことに
そして、タチが悪いのが、親が1人で満足感や幸福感を得て満足できればいいのですが、それを子供に対しても求めてしまうことです。
でも、それは無理なんです。
だって、子供側から見ると、「してもらったこと」ですから、一時の感謝以上の念を持つことができません。
これはもう脳の構造上そうなっているので、仕方ありません。
それを理解せず、親が、「なんで私がこんなにもあなたのことを考えてやっているのにそれに応えてくれないの」となると、もう最悪です。
親:してあげる
子供:応えられない
親:不満、もっとしてあげる
子供:本心ではないところで喜びを表現する
親:子供が喜んでいると勘違いしてもっとしてあげる
子供:一応喜ぶものの本心は全く違う気持ちになっている
親:勘違いがエスカレートする
子供:親は自分のことを理解してくれないと早々に判断する
こういう流れですね。
これは本当に多くの親が陥る負のスパイラルだと思います。
優秀な年下(子供)に老化した大人(親)ができることはほぼない
親が子にしてあげられることなんてあんまりないですよ。
だって、生まれた瞬間から死ぬまで、一生、子供の方が優秀なんですから。
この、数十歳も離れた年下の人間に対し、老化した大人がしてあげられることなんて、ほぼありません。
という風に考えて、子育てするのが大事だなと、僕は思います。
逆に、子供にもっとしてもらいましょう。
手伝ってもらうんですよ。
荷物を持ってもらいましょう。
手助けしてもらいましょう。
物を取ってきてもらいましょう。
子供が何かしょうもないものをプレゼントしてくれたら、最大の感謝と喜びを伝えましょう。
無視は言語道断です。
「あなたがパパにしてくれて嬉しい」ということをたくさんたくさん伝えましょう。
子供が親に抱く、「してあげたい」、「喜ばせてあげたい」を最大化させてあげましょう。
子供の服なんて、なんでもいいです。
食べ物だって、毎日コンビニ弁当じゃないのなら、そこまで神経質にならなくてもOKでしょう。
それよりも、大事なことがあります。
それは、子供から「してもらう」こと。
子供が、親に、「してあげる」機会を設けてあげること。
そして、その「してあげる」という行為は、どれだけ人を幸せにし、生きる上で大切なものか、親の表現を持って実感させてあげること。
それが子供に伝われば、子供はクソしょうもない「してあげること」を、たくさん実行しだします。
・お菓子を躊躇なく人に分け与えられる
・よくわからないものを頻繁にプレゼントしてくれる
・etc
人を喜ばせた数=稼ぎの額
人それぞれ子育て論や方針はあっていいと思います。
その上で、僕はこのやり方を、今は正しいんじゃないかな?と考え、やっています。
なぜそう考えるのかというと、子供には、「人を喜ばせてあげたら稼げるよ」と、ずっと伝えているからです。
子供から、「どうやったら稼げるの?」と聞かれた時、究極的に簡単にまとめるなら、「人をたくさん喜ばせてあげたらたくさん稼げるよ」という回答になりました、僕は。
なので、人を喜ばせてあげるという習慣付けのためにも、子供の「してあげる」気持ちを最大限高めてあげる必要があるんです。
そのために、親がすべきことは、特に何もいりません。
「何をしてあげるか?」を考えるのではなく、「何をしてもらうか?」を優先的に考えるだけです。
そして、してもらったら、最大限の感謝と喜びを表現し、「それをパパ以外の人にもしてあげるんだよ」と伝えるだけです。
そこに、お金もモノもいりません。
それが、子育てで消耗もせず、かつ子供にとっても良いやり方です。
おわり。
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