ハスキーを飼い始めた方の問題解決に繋がるブログを書いています(^^)

散歩で他の犬に吠えない対策とは?【結論:犬主導の散歩をやめるべき】

こんにちは、シベリアンケイです。

我が家ではシベリアンハスキーを2匹とチワックスを1匹飼っています。

2019年3月7日生まれのアンジー♀と、

深北緑地ドッグラン

2019年7月5日生まれのブラッド♂と、

グリム冒険の森ドッグラン

2013年2月1日生まれのラヴです。

チワックス

なかなかデコボコな組み合わせです。

もちろん、特徴も、性格も違います。

さて、本日は「散歩で他の犬に吠えて困る、どうすれば?」というテーマについて僕なりの考えを述べてみようと思います。


・愛犬が他の犬にすぐに吠えて困る
・他の犬にすぐ突っかかる
・すぐ興奮する

こういった問題でお困りな方の参考に少しでもなれば幸いです。

妻の動画versionはこちらをご覧くださいませ。

散歩で他の犬に吠えない対策とは?

最初に結論ですが、大枠として【犬主導の散歩をやめるべき】【人間主導の散歩にするべき】だと考えています。

どういうことか詳しく見ていきたいと思います。

犬主導の散歩とは何なのか?

●犬主導の散歩とは?
①犬が歩く速度を決める
②犬が歩く場所を決める
③犬が何に注目するか決める

犬のタイプや年齢にもよると思うのですが、「犬がやりたいこと」を主導として散歩をするのか、それとも「人間の考えを犬に伝えること」を主導として散歩するのかの違いだと考えています。

例えば、以下のような感じでしょうか。

①犬が歩く速度を決める

ペースは人間になく、犬が歩く速度を速めていくパターンです。

犬が速く行きたいと思ったらペースが上がり、ここを嗅ぎたいと思ったら止まる。

これは犬が散歩の速度、ペースを決めている状態です。

②犬が歩く場所を決める

犬が右に行きたいと思ったら右に行き、左に行きたいと思ったら左に行くパターンです。

これは犬が歩く場所を決めている状態です。

③犬が何に注目するか決める

シベリアンハスキー

猫、他の犬、電柱、花、etc…

それらに対し、犬が興味を持ったら自分も注目する。

猫に注意が引かれたら、自分も一緒に猫に注目する。

これは犬が何に注目するかを決めている状態です。

犬主導である限り犬の行動を抑制することは難しい

●犬主導の散歩とは?
①犬が歩く速度を決める
②犬が歩く場所を決める
③犬が何に注目するか決める

上記のような状態で散歩をしていると、全てのアクションが犬主導で行われることになりますので、他の犬に対する吠えだったり、飼い主にとって望ましくない行動=電柱や人の家の壁にするおしっこを抑制することは難しいと思います。

逆に、【犬主導】【人間主導】に完全に切り替えたとするなら、極論、犬は他の犬に吠える隙も時間も、マーキングをする暇も時間もなくなるはずです。

確かに、これは理想論かもしれませんが、こういった理想の極論から考えて、現実を理想論に近付ける行動を取ることがいいように素人目の僕は思います。

次は、犬主導とは逆の人間主導について述べてみます。

人間主導の散歩とは何なのか?

●人間主導の散歩とは?
①歩く速度は人間が決める
②歩く場所は人間が決める
③何かに注目していいのは①と②が完了してから

端的に言うなら、「犬主導の散歩と真逆」ということになります。

「犬がやりたいこと」を主導として散歩をするのではなく、「人間の考えを犬に伝えること」を主導として散歩をすることです。

①歩く速度は人間が決める

ペースペーカーは人間であり、犬が歩く速度を決めていないパターンです。

非常に面倒かもしれませんが、犬が人間の意に反して必要以上に前進するなら止まる。

最初の30分程度は速歩きで一定の速度を保ち歩き続ける。

もちろん、犬が何かに興味を持っても知らんぷり、ガン無視です。

他の犬とのコミュニケーションも基本なしです。

散歩で歩く速度、ペース配分は人間が決める、という強い意志表示です。

②歩く場所は人間が決める

犬が右に行きたいと思っても、それが歩くルートじゃなければ無視。

左に行きたいと思っても、それがルートじゃなければ無視。

あくまでも、どのルートを歩くのか決めるのは人間であり、犬に歩くルートを選択する権利はないという意思表示です。

少なくとも、最初の30分くらいは。

③犬が何かに注目していいのは上記①と②を30分程完了してから

シベリアンハスキー

①歩く速度
②歩く場所

これらを人間主導で実行し、ある程度の時間、15分〜45分程度経ってから、犬が何かに対して興味を持つことを許します。

仮に、①と②がある程度の時間実行されていれば、体力も多少なりとも減ってきて、オラオラな精神状態から、穏やかな精神状態に切り替わっていると思います。

そこで初めて他の犬との触れ合いだったり、なでなでしてくれる他人さまとのコミュニケーションを始めます。

もちろんそのタイミングがあれば、の話ですが。

それでも吠え癖がある犬なのであれば、まずは停止し、首輪をくっと引く。

お座りを半強制でもいいのでさせ、自分も犬の横にかがむ。

犬の横腹を叩き、「ノー」や「ステイ」といった普段使っている制する言葉を投げかける。

そういった超地道な繰り返しが必要だと思います。

人間主導であれば犬の行動を抑制する必要がない

●人間主導の散歩とは?
①歩く速度は人間が決める
②歩く場所は人間が決める
③何かに注目していいのは①と②が完了してから
仮に人間主導で散歩を行ったとすると、犬が他の犬に吠えるタイミングも、マーキング(おしっこ)をするタイミングもなくなります。
「犬らしさを奪っている!」といった反論はさておき、これらのように人間主導で散歩を行い、犬に自分に決定権がないと理解させるのは割と重要なのではないかと思います。
少なくとも、他の犬に対する吠え、望ましくないマーキングを抑制するには必要だと考えます。
次に、そもそもとして、「散歩の目的は何なのか?」について見ていきたいと思います。

散歩の目的は何なのか?

シベリアンハスキー

そもそも、散歩の目的は何なのでしょうか?

僕は困った時の目的主義という考え方を大事にしています。

これは割と仕事の時に使うものですが、妻とのコミュニケーション、子育て、犬に対しても同様に使え、困った時はそもそもこれの根本、本質的な目的は何だっけ?と考えるわけですね。

そういう観点で考えた時、散歩の目的は自分にとって一体何なんでしょうか?

●散歩の目的とは?
①運動・気分転換のため
②リーダーシップ・考えを犬に伝えるため

①犬の運動・気分転換のため

まず、これは確実にありますよね。

人間、大人も子供も、1日中ずっと家の中にいたら身体にもよくありません。

少しでも外の空気を吸ったり、5分でもいいから外に出たり、軽く歩いたりするのは大事かと思います。

犬も同様ですよね。

特にハスキーのような犬種は運動不足が何よりのストレスですから、散歩は運用・気分転換の役割を担っています。

②人間の考え・リーダーシップを犬に伝えるため

これが大きな要素だと僕は考えています。

もちろん、散歩は運動のためでありますが、実はこちらの要素の方が重要度は大きいと思います。

散歩を通じ、飼い主が犬に、

・あなたに決定権はないよ
・あなたのリーダーは私だよ
・私はこういう風に考えているよ
・◯◯をしないと◯◯は手に入らないよ

と伝えていくものです。

この要素がすっぽり抜けていると、どれだけ小手先のテクニックで犬の吠えや望ましくない行動を抑制しようとしても、絶対に無理なんじゃないかなと思います。

●散歩の目的とは?
①運動・気分転換のため
②リーダーシップ・考えを犬に伝えるため

だって、犬は自分より下だと思う人の言うことを聞きませんから。

次に、人間主導の散歩に切り替えることで起こる変化です。

人間主導の散歩に切り替えると何が変わるのか?

シベリアンハスキー

我が家のハスキーとチワックスの実例を述べます。

●人間主導の散歩に切り替えると何が変わるのか?
①マーキングをしなくなる
②犬の感情の切り替えが早くなる

①マーキングをしなくなる

人間主導の散歩に切り替えると、マーキングをするか否かは犬が決めることではなくなりますから、基本、マーキングをするタイミングを失います。

タイミングを失えば、もしかしたら最初は辛いかもしれませんが、数回で慣れますので、散歩でおしっこ・う◯ちをしなくなります。

現に、我が家のハスキーとチワックスは散歩でおしっこもう◯ちもしません。

仮に、今まで「散歩でしかおしっこ・う◯ちをしない」といった犬であれば、外でのそれを抑制することで、「かわいそう」という感情が出てくるかもしれませんが、僕が言うには、多分、その感情は、人間が1人で勝手に思っている自己満な哀れみです。

人間の感情を勝手に犬に投影させ、「犬がかわいそう」と思い込んでいるだけだと思います。

犬は過去こうだったのにと過去を思い返したり、過去を恨んだり、後悔したりしません。

今にのみ集中しています。

②犬の感情の切り替えが早くなる

深北緑地ドッグラン

他の犬に吠えたり、興奮したりしても、人間主導の散歩であれば、犬の感情の切り替えが凄く早くなります。

我が家の場合、ハスキーズは他の犬に吠えることはしませんが、猫にめちゃくちゃ興奮します。

この時、僕も一緒になって猫に注意を注ぐと、「ちょ、どんだけ猫に気引かれんねん」というくらい、猫に興奮してありえないパワーを発揮してきます。

めちゃくちゃ引っ張られます。

逆に、猫がいても、僕が猫に注目してる暇はないよという態度で歩き続けると、一瞬は猫に凄く気を引かれますが、さっと感情を切り替えてくれます。

チワックスの場合、ハスキーズと違って、他の犬にたまに吠えます。

そんな時でも、基本、こちらがあの犬と絡んでいる時間はないよという働きかけをすると、チワックスもスルーします。

興味の対象を上手く逸らし、感情の切り替えを素早くしているように思います。

人間主導=リーダーシップの発揮

●人間主導の散歩に切り替えると何が変わるのか?
①マーキングをしなくなる
②犬の感情の切り替えが早くなる
結局のところ、他の犬に吠えるのも、問題行動を起こすのも、言ってしまうと「犬の問題」ではなく飼い主の問題であると思います。
というか、そう考えた方が建設的。
犬は元々群れの中で「従う」ことがベースですから、従わせることに人間が立たなければいけません。
人間主導の散歩は、まさに最も大事であり必要な、飼い主のリーダーシップの発揮のための訓練なのではないかと思います。
小手先のテクニックや防止策より、根本療法として、自身の感情や気のコントール、リーダーシップの発揮の仕方について考えていった方がいいのではないでしょうか。

改めて散歩で他の犬に吠えないためにはどうしたらいいのか?

まず、犬主導の散歩をやめること。

●犬主導の散歩とは?
①犬が歩く速度を決める
②犬が歩く場所を決める
③犬が何に注目するか決める

次に、人間主導の散歩に切り替えていくこと。

●人間主導の散歩とは?
①歩く速度は人間が決める
②歩く場所は人間が決める
③何かに注目していいのは①と②が完了してから

そして、散歩の目的を理解すること。

●散歩の目的とは?
①運動・気分転換のため
②リーダーシップ・考えを犬に伝えるため

人間主導の散歩に切り替えると、以下の変化が起こります。

●人間主導の散歩に切り替えると何が変わるのか?
①マーキングをしなくなる
②犬の感情の切り替えが早くなる

犬の寿命は短いですが、とは言え10年〜15年は生きるわけですから、長い時間を一緒に過ごすことになります。

我が家の場合、ラヴは7歳、アンジーは1歳2ヶ月、ブラッドは10ヶ月ですので、まだまだ散歩の回数も積み重ねていく年齢です。

シベリアンハスキー

日々勉強だと思って、自分のため、犬のためにリーダーシップを発揮していきたいなと思う次第でございます。

他の犬への吠え防止ブログまとめ

シベリアンハスキー

本日は「散歩で他の犬に吠えて困る、どうすれば?」について答えてみました。

他の内容も順々に答えていきたいと思います。
※追記
全部答えました!
それでは、本日もここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
ハスキー多頭飼いライフ、YouTubeで発信しているのでよかったら覗いてください&チャンネル登録よろしくお願いします!
以下では僕の妻が犬の散歩について持論を述べています。
正解は不正解かはわかりませんが、よかったら見てみてください(^o^)

シベリアンハスキー
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