このブログは1万文字あります。
読むのに時間がかかると思います。ただ、重要なことを書いていますので、新たな気付きがあると思います。
時間に余裕がある際、じっくりと読んでいただけると幸いです。
こんにちは、シベリアンケイです。
結婚は7年目です。
山あり谷ありです。
24歳で結婚し、25歳で2人の子供が産まれ、気付いたら犬も3匹になっていました。
そこそこ生き物の多い家族です。
本日のテーマは【夫婦円満の秘訣は何か?】についてです。
もちろん、夫婦だけではなく、彼氏彼女や親子関係、会社での人間関係にも当てはまると思ってます。
世の中で起こる問題のほとんどは人間関係が原因と言っても過言ではありません。
つまり、本日のテーマである【夫婦円満の秘訣は何か?】は、『自分が死ぬまで永遠に続くテーマ』だとも言えます。
それ程重要です。
なので、本日はこのとても重要なテーマについて、巷に出回ってる情報とは真逆の、よりリアルな内容を元に、ひとつの結論へと導いていきたいと思います。
この内容が夫婦、彼氏彼女、たくさんの人間関係の向上へと繋がっていけば幸いです。
それでは、いきます。
- 1 なぜ、人間はこれ程までに犬を愛せるのか?
- 2 手間がかかればかかる程愛情が増す
- 3 ドーパミンの影響
- 4 快楽物質ドーパミンに逆らうことは不可能
- 5 人間は永遠に犬のお世話をし続ける
- 6 一方的にドーパミンを放出し続ける人間
- 7 夫婦関係がなぜ円満に上手くいかないのか?
- 8 ダメ男にハマる女、原因は女の脳内のドーパミン
- 9 産まれたばかりの赤ちゃんに対する妻旦那の温度感の違い問題、原因はドーパミンの差
- 10 親子関係も全く同じ
- 11 奢るという行為はほぼ意味がない
- 12 キャバクラやホストは凄まじい仕組み
- 13 上手くいくサービスには必ずドーパミン放出スイッチが仕込まれている
- 14 夫婦円満の秘訣を再度述べる
- 15 相手に何かをしてもらうには、自分に自信が必要
- 16 現代は夫婦関係のドーパミン放出機会が圧倒的に減っている、結果夫婦円満になり辛い
- 17 夫婦円満の秘訣まとめ
- 18 以上です、夫婦関係、人間関係に活かしてください
なぜ、人間はこれ程までに犬を愛せるのか?
すみません、いきなり『犬』というキーワードが出てきて別の話になったように思ったかもしれません。
ただ、全く話は逸れていませんので、是非このまま読み進めてください。
お願いいたします。
少し遠回りになるかもしれませんが、僕の話を聞いてください。
我が家では犬を3匹飼っています。
シベリアンハスキー♀、現在11ヶ月のアンジーと、
シベリアンハスキー♂、現在7ヶ月のブラッド。
抜け毛が凄いです。
あと、チワックス♀、現在7歳のラヴ。
僕は日々この生き物たちと共に生活をしていて疑問に感じることがあるんです。
それは、『なぜ、こんなにも犬に対しての愛情が増幅していくのか?』ということについてです。
犬を飼っていない方からするとちょっと変な話に聞こえるかもしれませんが、日々、自分の中で犬、特にハスキー2匹に対する愛が大きくなっていきます。
キモいを承知で言うと、『日に日に愛情が増している』という感じです。
実は、自分でもちょっと驚いているんです。
この感情の変化に。
と同時に、このような疑問を感じるようになりました。
『なぜ、自分の中でこんなにも愛情が増していくのか?』
そして、僕はこの疑問に対する答えを自分なりに見つけました。
それも、単純に『可愛いから』や『犬が好きだから』といった応用の効かない答えではなく、冒頭でも伝えたように、
・親子関係
・彼氏彼女関係
・職場の人間関係
といった、どこででも応用可能な答えです。
その答えを探っていきます。
手間がかかればかかる程愛情が増す
正直申し上げると、チワックスには悪いのですが、愛情の増し方が、チワックスとハスキーを比べた時に、圧倒的にハスキーの方が増えていくんです。
なぜなのか?
手間は圧倒的にハスキーの方がかかるのに。
手間がかからない方ではなく、かかる方に愛情が増す?
逆じゃないか?
ではどんな時に愛情が増していると感じるのか?
そうだ、散歩だ。
散歩をすればする程愛情が増しているように感じます。
しかも、15分や30分の散歩ではなく、1時間、1時間30分と散歩をしたあとです。
普通に考えれば1時間以上を散歩もするなんて面倒以外の何物でもないことです。
でも、不思議なことに、時間をかけて散歩をすればする程、愛情が増します。
翌日には、愛が増幅している。
手間がかかればかかる程に、愛が増していく。
この時、自分の中で一体何が起きているんでしょうか?
この中毒性にも似た感覚…
中毒性?
これはまさか?
ドーパミンの影響
そうだ、これだ。
中毒性といったらタバコ、お酒、甘いもの。
この摂取すればする程によけい欲しくなってしまう物たち。
タバコは吸えば吸う程、お酒は飲めば飲む程、甘いものは食べれば食べる程、更にもっと欲しくなる感覚は今までなんども味わってきました。
だからタバコは『1本だけ吸う』が通用しないことも、
お酒が『1杯だけ飲む』が通用しないことも、
甘いものを『ちょっとだけ食べる』が通用しないことも、重々理解しています。
だから全部、基本的に断つようにしています。
中毒性があまりにも強いので。
そしてこの中毒性をもたらしている物質こそ、脳内で放出されるドーパミンです。
快楽物質ドーパミンに逆らうことは不可能
僕は薬物をやったことがないので、薬物中毒を体験として語ることはできませんが、なぜ中毒になってしまうのか?という仕組みについては十分理解することができます。
なぜ中毒になるか?
それはシンプルに脳内で快楽物質ドーパミンが放出されるからです。
薬物を摂取すると、脳内で人工的に快楽物質ドーパミンが生成されます。
ドーパミンが放出された脳は快楽を感じ、やる気、意欲、行動力、学習欲、全てが向上していきます。
もちろん、それが永遠に続けばいいですが、そんなに上手くはいきません。
薬物で人工的に作られたドーパミンは時間と共に消えていき、通常モードに戻った脳は退屈さ、倦怠感、物足りなさに溢れ、もはや満足感を得ることができない状態になります。
だから、再度ドーパミンを追い求めます。
もちろん、手っ取り早く、かつ強力に脳内で放出してくれる薬物を通じて。
それを数回繰り返すことによって、人工的に作られたドーパミンが溢れているハイ状態が通常モードと脳が勘違いしてしまい、ドーパミンが切れている時は倦怠感で廃人のようになってしまいます。
そしてまた薬物へ。
この繰り返しによって人はダメになっていきます。
異常な程の中毒性。
脳が感じるこのドーパミンの中毒性は人を救う時もあれば殺す時もあります。
話を戻します。
面倒な散歩の後に感じる愛情の増幅、そして中毒性にも似た感覚。
これはドーパミンです。
ドーパミンが原因です。
だから中毒のように愛が増幅していくんです。
つまり、自分がハスキーに対して、何かをしてあげている時に、ドーパミンが放出されているということです。
ん?
してあげている時?
『してもらっている』ではなく、『してあげている』時?
そうか、そういうことか。
人間は永遠に犬のお世話をし続ける
当たり前と言えば当たり前です。
だって、犬を飼っているんだから。
お世話をするのは当たり前でしょう。
トレイのシーツを替え、うんちを捨て、餌をあげ、水をあげ、ブラッシングをし、散歩に連れていき、車に乗せ、ドッグランに連れていき、その上服は何を着せようか、おやつは何をあげようか、健康的な食事は何か、こんなおもちゃを買ってあげようか、犬と泊まれるホテルはないか、犬と遊べる場所はないか、etc…
と、飼い主は永遠に犬のことを考え続けます。
もちろん、我々人間は犬からたくさんのことを学び、愛を感じ、幸福感に包まれ、人生に彩りを添えてもらっています。
ただ、誤解を恐れずに言うと、犬は人間に対し、何かを提供したり、することは基本的にはありません。
ここです。
ここが非常に重要です。
人間は犬に永遠に何かをし続け、犬は人間に何もしない。
だからこそ、人間は一方的に犬に対して愛情を増幅させ続ける。
なぜなら、人は誰かに何かをしてあげた時、ドーパミンが放出される仕組みになっているからです。
一方的にドーパミンを放出し続ける人間
そう、ここがポイントです。
人間が犬のお世話をし、犬のことを考え続ける。
この時、人間の脳内ではドーパミンが生成され、ぶしゃーっと放出されています。
だから、脳が快楽を感じるし、やる気、意欲、行動力、学習欲が向上します。
どれだけ犬がそっぽを向いて、冷たく、こちらに愛想を振りまいてくれなくても、全く関係ありません。
関係なく、一方的に人間の脳内ではドーパミンが放出され続けています。
だから愛が増幅します。
いえ、『増幅してしまう』といった方が正しいかもしれません。
もはやこれは脳の仕組み、ドーパミンが生成される仕組みの話ですから、人間がこれに逆らうことは、ほぼ不可能です。
逆らおうと思ったら、今の脳を、機械で作ったような脳に移植しないといけません。
そのくらい、マインドセットと仕組みの理解が必要です。
嫌でも『増幅してしまう』ということです。
だから、僕は散歩をすればする程、手間がかかればかかる程、1時間以上の面倒な散歩をすればする程、ハスキーに対して愛が増幅してしまうというわけです。
これは合点がいきます。
全ての合点がいきます。
なぜ、チワックスよりハスキーの方が愛が増幅するのか?
なぜ、愛想よく擦り寄ってきてくれるチワックスより冷たいハスキーの方が愛が増幅するのか?
なぜ、手間がかかればかかる程愛が増幅するのか?
なぜ、面倒なことをすればする程愛が増幅するのか?
なんだ、簡単なことじゃないですか。
全ては脳とドーパミン生成の仕組みで説明できることじゃありませんか。
別に、今初めて知った真新しいことでもありません。
前々から知っていることです。
ただ、改めて考え、整理した結果、『なぜ、人間はこれ程までに犬を愛せるのか?』という答えについて、論理的に説明でき、かつ他分野でも応用可能な内容に辿り着くとは思ってもいませんでした。
ここまでわかったら、理解できれば、夫婦関係も彼氏彼女関係も親子関係も全部これで説明できます。
夫婦関係がなぜ円満に上手くいかないのか?
答えは簡単です。
誤解を恐れずに言うと、あなたが相手から『何かをしてもらう回数』が圧倒的に少ないからです。
もう一回ちゃんと言います。
あなたが相手に『何かをしてあげた回数』が少ないからじゃなく、あなたが相手から『何かをしてもらう回数』が少ないから、夫婦関係が上手くいかないと言っています。
よけい意味がわからないですか?
整理しましょう。
人間は、脳内で快楽物質ドーパミンが放出された時、愛、幸福感、やる気、意欲、行動力、学習欲の全てが向上します。
まずこれをしっかり理解しましょう。
次に、もっとわかりやすく具体例を出します。
例えば、僕が妻にカバンをプレゼントしたとしましょう。
その時、快楽物質ドーパミンが放出されているのは、妻の脳内ではなく、僕の脳内です。
なぜなら、僕が妻に『してあげたこと』だから。
『してあげた側』でドーパミンが放出され、『してもらった側』ではドーパミンは一切生成されません。
もう意味がわかりますよね?
そりゃ、してもらった側は『ありがとう』と感謝の気持ちは持つと思いますし、実際そのように言うと思います。
でも、ドーパミンが出てないので、そこに中毒性もなければ、愛も快楽も感じていないし、意欲、やる気、行動力、何も向上していません。
ここ、めちゃくちゃ重要です。
『してもらった側』は、『ありがとう』とは言うものの、何も感じてないってことです。
感じていないといいますか、感じられないといった方が正しいと思います。
だって、脳がそういう仕組で作られているので。
それを変えるのは、相当に難しいと先ほど述べた通りです。
難しいというか、無理だと思います。
だから、この場合、本来『ありがとう』とお礼を言うのは、プレゼントを『もらった側』ではなく、『あげた側』です。
だって、あげた側の脳内ではドーパミンが放出され、愛や快楽を感じ、意欲、やる気、行動力、学習欲が向上しているんですから。
『向上させてくれてありがとう』です、本来は。
逆ですね、逆。
あげた方が『はい、これプレゼント、僕にプレゼントをあげさせてくれてありがとう。これで僕は愛も快楽も幸福も感じることができるし、意欲、やる気の向上に繋がるよ、本当にありがとう。』だと思います、本来は。
もうここまで読んでくれたのでしたら夫婦円満の秘訣はわかりますよね?
夫婦円満でいたいと意気込んで、自分が相手に何かをしてあげている限り、上手くいくことはないということになります。
いかにしてもらうか?
これが全てです。
遠慮なんてしないでお弁当作ってもらいましょう
遠慮なんてしないで洗濯してもらいましょう
遠慮なんてしないで掃除してもらいましょう
え?そんななんでもかんでもしてもらうのは無理だよって感じですか?
そりゃそうですよね。
僕も、そんなの無理に決まってると思います。
だからこそ、いかにして気持ちよく『してもらうか』を常に考えて行動するべきです。
ここで勘違いしてしまう人は、嫌がる相手から無理やり何かをさせようとすると思います。
でも、それをしても結果は見えています。
逆に、上手く、利口に、したたかに物事を進められる人は、相手が喜んでするシーンを創り出します。
ここまで述べたことは、ほとんどのシーンでも応用を効かせて説明することができます。
ダメ男にハマる女、原因は女の脳内のドーパミン
これは当たり前すぎる話です。
女がダメ男の世話をする。
女は周りから、『あんな男とは離れた方がいい』と進言される。
でも、女はダメ男に対して愛情を増幅させ、よりハマっていく。
なぜなら、女はダメ男に何かをする度、ドーパミンが放出されるからです。
ダメ男のご飯をつくりドーパミンが放出され、
ダメ男の洗濯をしドーパミンが放出され、
ダメ男の掃除をしドーパミンが放出され、
永遠に愛が増幅してしまう構造にハマっているということになります。
これを周りが回避させるのは非常に難しいです。
だって、女の脳内では快楽物質が昨日も今日も明日もぶしゃーと放出されまくっているから。
この中毒性のある一連の流れから逃れることは難しいです。
産まれたばかりの赤ちゃんに対する妻旦那の温度感の違い問題、原因はドーパミンの差
妻→産まれたばかりのこの我が子、赤ちゃん、可愛くて可愛くて、もう愛愛愛。
愛に溢れてしょうがない、愛が止められない。
旦那→産まれたばかりのこの我が子、よくわからん、人間っぽくない、本当におれがパパになったのか?ぶっちゃけ可愛いとかよくわからん、結論、よくわからんから、まぁなんともコメントのしようがない。
結果、『なんであなたはあーだーこーだー、なんであなたはそんなこともわからないのかーあーだーこーだー』となります。
子供が産まれると女性は強くなる、性格が変わる、よく言われます。
これも全部、ここまで説明してきたドーパミンの仕組みで説明することができます。
お腹の中で何ヶ月も育ててきた我が子、それはそれは、お腹の中にいる赤ちゃんのことを想い、気を遣い、食事、運動、全部やってきました。
つまり、母が、お腹の中の赤ちゃんに、『してあげる』構図となっています。
だから、母の脳内ではドーパミンが毎日これでもかという程放出されています。
だから、愛も、意欲も、やる気も、行動力も、学習欲も向上させることができます。
その時、旦那は何をやっているか?
その辺で飲み歩き、『いや〜おれにも子供ができたよ〜、信じられないわ〜ギャハハハハ』と同僚と言い合っているだけです。
つまり、お腹の中の赤ちゃんに、『何かをしてあげる』ことは、何一つありません。
何一つないといいますか、『何一つできる構図にない』といった方が正しいかなと思います。
してあげることができないので、ドーパミンが全くでず、赤ちゃんに対して愛を感じることも、意欲が出ることも、やる気が出ることも、行動力が出ること、ありません。
あるはずがない。
だから、子供が産まれたばかりの妻と旦那は十中八九、喧嘩します。
すれ違いが起こります。
理解してくれない、協力してくれないと嘆く妻。
妻が何を考えているかわからない、もはや別人のようになってしまったと嘆く旦那。
全ては『してあげる』ことを通じて放出されるドーパミン量の違いによって生み出された結果です。
これは必然です。
だから、この必然を理解しておけば、回避できることも多くあります。
親子関係も全く同じ
親は子に何かをしてあげる、それもずっと。
ひどい親になると、子供が20、30、40歳になってもしてあげます。
子供のためと思ってやりますが、それは違います。
実は、してあげることによって、自分の脳内で放出されるドーパミンのためにやっています。
つまり、己の快楽のためにやっているということです。
そして、たちが悪いのが、それを全く認識できておらず、もはや中毒者になってしまっているから、この仕組の理解ができないんです。
人から何かアドバイスされても、絶対に受け入れることはできません。
だって、受け入れてしまったら、己の快楽を捨てることになってしまうから。
逆に、良い親子関係を築けているところは、『子が親にしてあげる』機会が頻繁に設けられているところです。
親が子にするんじゃありません。
子が親にするんです。
子が親に何かをすることによって、子供の脳内ではドーパミンが放出されます。
だから親への愛情ややる気、意欲、行動力が向上します。
虐待され、馬車馬のように働かされた子供が、どんなひどい仕打ちを親から受けたとしても、親を愛している。
これも簡単に説明できます。
子供が親にしてあげる構図で育ったわけですから、残念ながら脳内でドーパミンが放出され続け、中毒者になっているということです。
何度も言いますが、これは脳とドーパミンの仕組みですから、この仕組みを自分の力で変えたりすることはほぼ不可能です。
物を手から離すと下に落ちますよね。
これは誰がやってもいつやってもどこでやっても同じ結果になるでしょう。
仮にこの結果を変えたいのであれば、宇宙空間に飛び出るしかありません。
それと同じくらい、この脳とドーパミンの仕組みを変えるには、考え方のシフトチェンジが必要です。
だから、無理だと考えた方が無難です。
奢るという行為はほぼ意味がない
先輩と食事に行ったら奢ってもらいますか?
後輩と食事に行ったら奢りますか?
どちらにせよ、ドーパミンの仕組みを理解した上でやった方がいいと思います。
なぜなら、ここまでの話を理解していないと、誰かに何かを奢ってあげた場合、『奢ってあげたんだから感謝しろよ』という感情を持つことになります。
残念ながら、奢られた後輩が、奢ってくれた先輩に対して、愛や幸福感を感じ、意欲ややる気、行動力を向上させることは、ありません。
一時的な、『ありがとうございました』で終わります。
そして、奢った方が一方的にドーパミンを放出させ、相手への気持ちを募らせ、相手が自分を慕ってくれていると勘違いし、また飲みに誘う。
そして、また奢る。
奢ったから、ドーパミンが放出され、自分が相手への愛を勝手に増幅させているだけなのに、相手も同じだと思って、勘違いをする。
その繰り返しです。
自分が誰かに奢る時は心しておきましょう。
奢ったからといって、相手が自分への愛を増幅させ、意欲を出し、行動力を向上させるなんてことは、あり得ない、と。
逆ですから、逆。
意欲を出してるのは、自分だけですから。
勘違いは、避けましょう。
キャバクラやホストは凄まじい仕組み
考えてみてください。
キャバクラやホストでお金を払うのは誰ですか?
喋るのは誰ですか?
お客さんですよね。
シャンパンをおろしてもらい、お客のお金で飲み、相槌を打って相手の話を聞くホステス。
この構図、もうわかりますよね?
どれだけ高いシャンパンをおろしてホステスの売上に貢献しても、そのホステスはお客に対してこれっぽっちも愛なんて増幅させていないですから。
『ありがとう』とは言うと思いますよ、そりゃ良心のある人間ですから。
別に性格も悪くなく、人間としていい人だと思います。
でもですね、そのホステスが、シャンパンをいっぱいおろしてくれたお客に対して、ドーパミンを放出させることなんて、絶対に、1ミリもないですから。
ドーパミンが出ないから、中毒性もないし、ハマりようもありません。
逆に、シャンパンをおろし、お金を使い、一方的に脳内でドーパミンを爆裂させ、絶対に相手が振り向いてくれると思いこんでるのはお客だけですから。
ドーパミンがじゃぶじゃぶのお客
ドーパミン0のホステス
お金をこれでもかと使うお客
お金をこれでもかと使ってもらうホステス
尽くすお客
一応尽くされたふりをするホステス
もうね、構造が凄いです。
絶対に、どう頑張っても、脳とドーパミンの仕組みから、ホステスがお客を愛せることはない構図になっています。
これぞ、最強の無理ゲー。
してあげたから、相手がそれに応えてくれるなんて考えは、今すぐ捨てましょう。
逆ですから。
上手くいくサービスには必ずドーパミン放出スイッチが仕込まれている
ソーシャルメディアなんてその最たる例でしょう。
なぜソーシャル中毒になるのか?
それはドーパミンが放出されるからです。
もうここまで何度も何度も何度も述べてきました。
もうそれを繰り返しているだけなのですが…
ただ、ソーシャルメディアで言うと、ちょっと構図が違っていると思っていまして、人からたくさんのいいねを自分がもらうとしましょう。
たしかに、たくさんのいいねがもらえれば嬉しいですよね。
でも、そんな時ですら、ドーパミンが出ているのはどちらでしょうか?
いいねをもらう側でしょうか?
いや、違う、した側です。
つまり、いいねをたくさんもらうインフルエンサーやモデルは、『いいねをいつもしてくれる人に対して』思い入れを持つことは、絶対にない。
なぜなら、してもらう側だから、ドーパミンが出ないからです。
逆に、いつも特定の人にいいねをしてあげる人は、『してあげる側』だから、いつもドーパミンが放出されることになります。
だから、その人の夢中になっていきます。
もちろん、一方的に、です。
『いつも僕は応援しているじゃないか』と、勝手な思い込みを持ちます。
ソーシャルメディアの本質は、『してもらう』ことではありません。
自分が『してあげる』ことによって、一方的にドーパミンを放出させ、中毒者へと駆り立てるのが本質です。
だから、中毒になりたくなかったら、投稿をどれだけたくさんしてもいいし、どれだけたくさんいいねをもらってもいいし、それで嬉しなーと思ってもいいですが、間違っても人の投稿を見て、たくさんのいいねを付けることはやめておきましょう。
それだけをしなければ、ドーパミンが放出されないので、中毒になることはありません。
いつだって、飽きたと思えば、やめることができます。
それが本質を理解した使い方だと思います。
夫婦円満の秘訣を再度述べる
再度夫婦円満の秘訣に戻ります。
既に述べたように、ポイントは『してもらう』ことです。
『してあげる』ことではありません。
とはいえ、相手が嫌がることや、苦手なことを無理やりさせるのは微妙でしょう。
逆に、相手が得意なこと、したいと思っていることを、余計なお節介でさえぎるのは本当に止めた方がいいです。
仮に相手が掃除が得意なら、とことんやってもらいましょう。
間違っても、『いつもやってくれてるから今日はおれ(私)がやるよ』なんてことは言っちゃダメです。
相手が料理好きなら、遠慮せずお昼のお弁当も作ってもらいましょう。
もっと言うと、適切にリクエストを出し、料理の負荷をかけさせてあげましょう。
これができるかできないかが分かれ目のポイントになると思います。
相手に何かをしてもらうことに億劫になる必要なんて全くありません。
どんどんしていただきましょう。
そして全力で感謝して、お礼を述べて、更に図々しくリクエストを出しましょう。
それが相手の脳で快楽物質ドーパミンを放出させ、自分と相手を良い関係に導く秘訣です。
相手に何かをしてもらうには、自分に自信が必要
これ、結構重要だと思っていまして、自分に自信がないと相手に何かをしてもらうことに怯えてしまいますよね。
例えば、自分が相手との約束を全く守っておらず、いつも怒られてばかり。
そんな状態であれば、自信を持って相手に何かをしてもらうこと、また、してもらうためのリクエストを出すことは難しいと思います。
そうなると、相手は自分に何かをするタイミングが無くなっていくことになります。
結果、相手の脳内でドーパミンが出ませんから、快楽を感じることができず、関係性は悪化します。
なので、常に堂々と相手に何かをしてもらってもいい状態に自分を整えておくことが重要です。
そういう意味では、自分が相手に何かをするタイミングも適切に作っておくことが重要です。
現代は夫婦関係のドーパミン放出機会が圧倒的に減っている、結果夫婦円満になり辛い
これの理由は明確です。
それは、ドーパミン放出機会を代わりにやってくれる便利なサービスが世の中に増えているからです。
家事代行やウーバーイーツはその際たる例でしょう。
もっと言うとお弁当がなくてもコンビニがどこにでもありますし、夜ご飯がなくても、どこにでも『旨い・安い・早い』お店がたくさんあります。
別に、相手にいちいちしてもらうまでもなく、全部多少のお金で解決させられてしまうんです。
だから、相手にしてもらう機会が減り、結果脳内でドーパミンが放出される機会が奪われていきます。
だから、覚えておいた方がいいです。
便利なツールばかりを使って相手が自分に何かをする機会を損失させていると、それは結果相手を喜ばすことになるのではなく、相手の脳内から快を奪い、自分との関係を悪化させる大きな諸悪の根源になると。
問題が起こってからでは遅いですよ。
便利なものは、『便利に感じるだけ』であって、本当の意味で便利とは限りませんよ。
ここを理解して便利なものを使うようにしましょう。
ドーパミンが出なくなった脳はカラカラですから。
夫婦円満の秘訣まとめ
犬への愛が増幅するという話から、その理由、中毒性、ドーパミン、脳の仕組み、夫婦関係、人間関係について述べてきました。
端的にまとめると、『相手のドーパミンをコントロールしろ』ということです。
これを意識するだけで、家庭でも、仕事でも、全ての場所で使えるシーンがあります。
もしここまで読み進め、ドーパミンや脳の仕組みについて更に興味を持った方がいましたら、どういう時によりドーパミンが放出されるのか、調べてみると面白いと思います。
ドーパミンは、
・リスク
・不確実性
といった要素が掛け合わさることで、更に放出されるように設計されています。
ギャンブルに強い依存症があるのはこのためです。
何かをした時に、自分がリスクを取っており、そこに不確実性があると、ドーパミンは脳内で大放出です。
これを相手にさせてあげるといいわけですね。
何かをする時、格好付けて自分だけがリスクを取る形でしない方がいいですよ。
全員にきっちりしてもらう形でリスクを取らせ、不確実な要素を与えた方がいいです。
じゃないと、相手の脳でドーパミンが出ませんから、よく言われる『当事者意識がない』というやつになります。
以上です、夫婦関係、人間関係に活かしてください
この仕組を理解した方の生活が少しでも向上することを願って、ただ思いつくまでにブログを書いてみました。
雑な、整理されていない内容で申し訳ございませんでした。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
最後に一言だけ言わせていただくと、僕が夫婦円満かどうかは全くもってわかりませんがね!
ではまた!
▼今後の働き方で凄く重要になる考え方について書いています、是非読んでみてください▼
テレワークの本質的な意味とは?自宅でZoomを使うことではない【テレワークの働き方を再定義】